招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R2 11/9

週が改まり、推薦入試やAO入試の「志望理由書」等、出願のための書類作成が進んでいる。

担任の先生たちが、推薦書などを鋭意作成中であり、生徒さんたちは「志望の理由」や「自己推薦文」の作成、面接や小論文の練習に余念がない。

放課後、進学講座が熱く繰りひろげられる教室を見て回っていると、各階のフリースペースでは、出願書類の作成に臨んでいる生徒さんがいた。

 

懸命な姿を微笑ましく思い、激励の気持ちを込めて話しかけると、明確な志望進路や将来像を描いている人もいれば、自分の将来について模索している人もいる。

吾輩はそれでいいのではないかと思う。

確かに、「キャリア教育」の充実は必要であり、目的意識を持った高校生活を送ることは大切である。

しかし、何か一つに決定することが求められるのではなく、「調べること」「知ること」「考えること」が肝要なのではないだろうか。

「志望理由書」を作成することによって、自らの意志を再確認できたという生徒さんもいれば、面接の練習の中で、自分のこれまでとこれからについて改めて考える機会を得たという生徒さんもいる。

明確な将来設計はある程度早いほうがいいのかもしれないが、「何かとのある出会い」によって、その後の生き方が大きく変わるということも、特に、青春時代においては、大いにあり得ることだろう。

あと3~4ヶ月で、長崎日大を巣立っていく高校3年生の皆さんには前途洋々たる次なるステージが待っている。

願わくは、残りの高校生活において「良き準備」に励んで、夢を叶える、夢を見つけるための底力、土台を築いてほしいものである。

本日はここまで。

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