2020.12.6~12.12

2020.12.12 早くから意識したもん勝ち☆彡

第一学習社の小論文主任講師を務めておられる長岡裕子先生をお招きして、「高1キャリア講座 小論文ガイダンス」を開催しました。

コース別に各45分の講座時間を割り振り、「なぜ小論文が必要か」「小論文はどのように評価されるか」「小論文の構成と設問分析の重要性」「小論文を意識した今後の学習法」などを指導していただきました。長岡先生は大変著名な講師で、生徒への指導はもちろんのこと、教師への研修を担当し全国を飛び回ってご活躍されています。『空飛ぶ小論文』など、著書も増版が続いており、今日のご講演もそれぞれのコースに合った適切なアドバイスの連続でした。

学校推薦型・総合型選抜といった、一般入試以外の入試形態においても生徒の学力・思考力を見る傾向がどんどん強くなっており、小論文のニーズは高まるばかりです。もちろん、国公立大でも前期・後期を問わず2次科目に小論文を設定する学部・学科がたくさん存在します。3年になって慌てても、どうしても限界が生じます。今から、高1のうちから意識して、論理的思考・論理的構成を意識した文章を綴るクセをつけておくことは、将来に向けてとっても有効です☆彡

長岡先生、貴重なご指導を誠にありがとうございました!

2020.12.11 ギャップを埋めたい

国連児童基金(UNICEF)が国際的に調査した、先進国の子どもの幸福度に関する分析の結果です。
日本は健康的幸福度が38ヶ国中1位、ただし精神的幸福度が37位とワースト2位の最低レベルでした。

このギャップ…とても残念であると同時に、気になるところです。そもそも「精神的幸福」を子どもたちが何に見出しているのかも、生徒によって異なります。そして、「現状に満足できないから幸福を実感できない」というのであれば、その状況を改善するために自分自身が努力することを教えることも、私たち教育者にとって時に必要なことです。与えられないから不満だ…という幼い感情を放っておくことは、決して健全な幸福の提供には繋がらない気もします。

とはいえ、生徒たち”子ども世代”が、自己肯定感を実感できないことはやはり看過できません。先日、漢文『雑説』を紹介したBlogでも述べたように、一人ひとりが自分に自信が持てるはずの長所・個性を持っています。それを引き出すのはやはり伯楽の役割であり、学校という現場でそれにあたるのは我々教師をおいて他にありません。

何とかしたい。何とか埋めなくてはならない大きなギャップ。しかと自覚しておきたいと思います。

2020.12.10 その差を分けるモノ

期末考査が終了し、今日までに各担当者が成績を確定させました。

生徒・保護者の皆さんはご存知のとおり、成績は一発勝負のテストの点数だけで決まるものではありません。仮にこれを素点と呼ぶとして、その素点を8割換算し、残り20点分は、個々の日頃の取り組みについて「平常点」として評価しています。上のイラストでイメージできるように、例えばテストで60点取ったとすると、その生徒の成績は原則として48~68の幅の中で決まっていくことになります。

自身の点数以上に評価を得られる。得点よりも10点以上評価が下がる。この差を分けるモノは何でしょうか?それはやはり、「授業態度・課題の提出状況・小テストへの取り組み具合」ということになってきます。学習効果が上手く発揮できずテストで振るわなくとも、毎日頑張っていることが担当者から理解されている。偶然が重なり点数が伸びても、普段の様子に気になる点が多々見られる。学期間の評価をするわけですから、考査という瞬間的な成果だけにとらわれず、継続的にどうであったかは当然評価対象となってきます。

毎日、やり切る・出し切る。そういった1日1日の心がけを大切にしたいものです。

2020.12.9 リミットの威力

期末考査も終わり、2学期の成績を算出する時期となっています。ご存知のとおり、本校の成績評価は”素点+平常点”の総合判断によって決定されます。試験の結果と平素の努力を共に重視して、成績を出しています。私の担当学級では、小テストの結果も平常点に大きな影響を及ぼします。したがって、授業内の試験に充分な準備が出来なかった場合、自発的に追試を受けに来てクリア(挽回)していきます。

頑張って小テストのやり直しに挑んでくれる生徒たちを見ていて気付くのが、明らかに「授業内テストより覚えてくる時間が早いし正確である」という特徴です。授業で行うものを1回目とすれば、追試は2回目だから要領を得ているという点も当然のことながらあるでしょう。しかし、それ以上に「ヤバい…今度は合格しなきゃ!」と危機感を持って臨んでいる”気持ちの差”が大きいように感じます。

漠然と勉強する30分より、学ぶ意味と目的を見出して取り組む10分。卑近な例で確認できる「勉強の真理」かもしれません。どうせ同じ時間をかけるなら、効果が上がるものにしたいところ。日々の何気ない学びの中にも、緊張感・危機感・真剣みを大事にしましょう!

2020.12.8 ここからが本番!

大学入学共通テストの確定志願者数が発表されました。
初の共通テストに挑む高3&既卒生は535,245人!昨年度より2万人強の減少があったとはいえ、過去最多の866校が合否判定の一部または全部に活用する大勝負となります。1月16日・17日の第1日程に、本校からも230人以上が挑みます。事前に説明をした上で第1日程で準備を進めるよう指導してきましたが、結局長崎県の学生で第2日程を選んだのはたった1人。全国でもほとんどの受験生が第1日程で受験することとなりました。

日本大学の付属校であることもあり、本校では12月までに進路決定を果たす生徒が一定の割合でいますが、全国53万人がこのテストに挑むわけですから、本当の受験シーズンはこれからが本番☆ 周囲の雰囲気に流されず、落ち着いて目の前の学習をこなしていこう!一方、年末以降も”本気の勉強”を重ねて同じ大学にやってくる学生も多くいるわけです。既に進路が決定した生徒の皆さんも、「学ぶ」という行為を続けておかないと、入学後に圧倒的な差が生まれてしまうことになります。最後までやり遂げることが、次のスタートラインにベストな状態で立つことにつながることをしっかり自覚しておく必要がありますね♪

2020.12.7 どちらも尊い☆彡

昨日の中学校入試の振替休日となった今日、高3生は全統プレ共通テスト模試に挑みました。このテストは河合塾が主催する大きな模試で、全国の受験生が多く利用することからもその信憑性が高く評価されている模擬試験です。このスケール感のプレテストは、本番までにこれが最後となり、志望校選びにも重要な指標となりそうな試験です。先ほど(午後4時少し前)まで、校内にリスニングテストが流れていましたので、やっと長い1日が終わったところでしょう。高3の皆さん、気持ちを切らすことができない、精神的にもしんどい時季が続いていますが、日々「今日を頑張れた自分」を褒めてあげましょうね!

さて、そんな中、私は別の生徒たちと午後の学習機会を過ごしています。期末テストが終わり、いよいよ今年の学習も大詰めの段階に差し掛かる中で、課題の提出状況や小テストの結果が今一つ芳しくない担当クラスの生徒たちに「やらない?」と提案したところ、4~5名の生徒が午後1時からの自主学習会に参加してくれています。これまでに溜め込んでいる課題のコピーや追試用の問題を大量に準備して教室に向かいましたが、飛ぶように売れていきます(苦笑)もちろん、日頃から順調に進められているにこしたことはありません。しかし、気持ちはあっても行動がついていかない…あるいは、普段はなかなか気持ちも沸かない…そんな生徒たちが危機感を感じた時にアクションを起こす。それも大切なことだし嬉しいことです♪

受験に向けた中身の濃い勉強も、尻に火がついて慌ててする勉強も、やる気になって机に向かっているという点ではどちらも尊い!
長崎日大生の本気が詰まった振替休日の1日が続いています。

2020.12.6 12歳の決断にエール!

本校にとって今年度最初となる「中学校第1回入試」が行われました。新型コロナウイルス感染症対策に慎重を期す中、受験生や保護者の皆様には些かのご不便をおかけしたことと存じます。ご理解とご協力にあらためて感謝申しあげます。

普段と異なる環境の中、500人にもなろうかという他の小6児童とともに”受験”に挑む…さぞ緊張したことでしょうし、疲れたことでしょう。小6といえば、11~12歳。自分自身がその年齢だった時のことを思い返し、目指すものを胸に私立中受験・入学という大きな決断をしようとする少年少女を心から尊敬します♪ 総合問題と格闘する姿、面接や作文を通して伝わる一人ひとりの夢や希望。それらに触れて、私たち教職員一同も気持ちが一層引き締まる思いでおります。全力でお預かりしなければなりませんし、またその準備を念入りに行っていこうと思います!

また受験が続く児童の皆さんは、今日の経験を活かして更に頑張ってほしいですし、今回で長い受験準備にピリオドを打つ児童の皆さんは新たな目標を定めて小学校生活を”しっかり締めくくる”ことを意識してください。
皆さん、春にまた長崎日大中で会いましょう♪

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