2020.11.08~11.14

2020.11.14 本当に分かるチャンスに!

職員室の私の正面には、高1ACⅠ類の担任陣の座席があります。
3組B担で国語担当の久保先生と、4組B担で英語担当の田島先生がおられます。そのお二方のもとに、よく1-3・1-4の生徒がやって来るのですが、「先生、今◯◯の追試を受けさせてもらうことはできますか?」とのやり取りを1日に何回も目にします。特に女子が多い気がします。

それぞれの先生方が、確かな力を付けるべくご指導されています。特に基礎固めの高1期ですから、定着度合いを確かめるための小テストも頻度がかなりの数になっているはずです。特に週3回の8校時授業をこなすACⅠ類の皆さんは、そろそろ長崎日大ACⅠの洗礼を受け「楽しいけど楽(ラク)じゃないなぁ…」と痛感している頃でしょう。ただ、特徴的に感じるのは、来る生徒たちが皆、どことなく笑顔に見える点です♪

もちろん、一定の時間を割いて受けるわけですし、決して楽しいことではないはずです。ただ、彼女たちはきっと「これでちゃんと理解ができる☆彡」「これで知識の抜けが防げる♪」と再度確認の場をもらえることに利点を感じているのでしょう。だからこそ、お二人と生徒たちのやりとりの関係性が、とっても良好で温かく感じられます。

恐らく、小テストの内容も相当ハイレベル(今流に言うと”エグい”)で、易々とは合格できないものなのでしょうね。臆せず前向きな気持ちで、自ら追試に臨みに来る生徒たち…1-3と1-4の学力伸長の秘訣を垣間見た気がします。

2020.11.13 大学に想いを寄せて…

面接練習の最中、このような質問を受けることがありました。
「自己PRの仕方が今一つ分かりません。自分の長所だと思っているところをどんどん言えば良いのか、それとも志望する大学への適性を言えば良いのか…」

恋愛と同じ(お前が語るな、というツッコミはやめてください)で、面接もやはり望ましいのは相思相愛だと思います。したがって、自分がその大学にどうしても入りたいと思うのと同時に、「こういう生徒だったらウチに来てほしい♪」と感じてもらうことが大切ではないでしょうか?

そう考えるとやはり、押さえておくべきは「アドミッションポリシー・求める学生像」でしょう。これなくして両思いは成立しません。「私は◯◯を長所だと自認しています。貴学のAPには◯◯とあり、自分の特性を活かした学びができると確信しました。貴学で◯◯を活かして~していくつもりです。」などと発言できるような自己PRが理想的だと言えます。そう考えると、”大学に寄り添う”内容の精査もある程度は必要なはずですよね。

まだまだ続く面接試験。それぞれの思いが成就するよう応援とサポートを続けていきます。

2020.11.12 7ヶ月遅れの春

昼過ぎに、この春(3月)に卒業した生徒からメールを貰いました。


こんにちは、○○○(卒業生の名前)です。
8月下旬に近況報告いたしました際に、後期も対面授業はないとお伝えしましたが、10月になりオムニバス形式の授業が始まっています。今井先生の同期でいらっしゃる鈴木先生の授業は対面になることがわかり、初めての対面が今日でした!対面は今日のみでしたが、とても貴重でした。講義というよりはキャンパスツアーみたいな感じで国文学科研究室と図書館の案内でした。
対面授業は貴重ですが、何といっても大学の同期生に出会えて仲良くなり、LINE交換や昼御飯をたべたことが、嬉しかったです。
来年度からの授業形態の話もありましたが、以前のように対面授業は厳しいという議論がでており、来年度は対面と遠隔の併用が主になるかもしれないらしいです。そのような状況の中、対面をしていただいたことは感謝しかないです。鈴木先生と1対1で話すことは今日なかったですが、次はぜひお声かけさせていただこうと思います。

長くなりすいません。嬉しすぎたので報告でした。


との内容でした。長崎にいるとつい感覚が鈍くなりますが、これがコロナ禍における大学の現状なんだなぁ…とあらためて実感させられます。4月に入学し、志を持って上京したものの、一向にキャンパスには入れず…やっと訪れた7ヶ月遅れの春とも言うべき貴重な機会に対する嬉しさが文面から滲み出ていました。さっそくこの教授に電話を入れ、「○○くんを含め、長崎日大の生徒をくれぐれもよろしく♪」と念を押しておきました(笑)

第3波報道が連日続いており、現状が劇的に変わることはないでしょう。ただ、少しずつ彼らが「大学生らしい」日々を取り戻してくれることを願うばかりです。

2020.11.11 臥薪嘗胆

高1古典の漢文分野で「臥薪嘗胆」を学んでいます。
今日の授業で「臥薪」までのエピソードを、漢文句法の復習とともに学び進みました。

これから学習するクラスもありますので、細かなことには触れませんが、薪の上に寝るなんて…考えただけでも苦痛で仕方ありません。そんな、苦痛を強いてでも(≒多くの犠牲を払ってでも)成し遂げたい何か。それが父を殺された越国への復讐であったわけです。

時は令和。異朝(ここでは中国)ならぬ本朝(=日本)。時代も場所も異なりますが、ここまでして何かを願い叶えんとする姿勢は見習うべきものがあります。自分なりの目標を持っているアナタ。それを果たすために、何かを我慢していますか?夢が大きければ大きいほど、払う犠牲も大きいものだと思います。時間であったり、したいことであったり…何かをこらえ、切り捨てて真摯に向き合うからこそ、目的は遂げられるのでしょう。実際に薪に臥すことなどできませんし、安眠無くして何かをする活力は生まれません。ただ、そこまでしてでも!という気概は見習いたいですね♪

さて、「臥薪嘗胆」。実は面白くなるのはここからです。真剣に、楽しく、学習を進めていきましょう!未習のみなさんはお楽しみに。

2020.11.10 これも大事なリモート入試!

新型コロナウイルス感染症を防止する観点から、大学入試にも様々な対応策が取り入れられています。

付属校の優位性を活かし多くの生徒が進学を果たす日本大学においても、オンラインによる面接に切り替わる学部も増えてきています。
そんな中、小論文+面接の試験形態となっている法学部入試では、自校による小論文課題とZOOMを用いた各家庭での面接試験を行うこととなりました。

週末のZOOM面接に先立って、この日は、放課後に小論文に挑みました。課題文を読んで下線部を説明する問題(100字)と、筆者の主張を踏まえて自身の考えを述べる問題(600字)の2題を、1時間という設定の中で書きあげました。

このような活動を監督するというのは、コロナ禍だからこその特殊な経験でした。「自分の学校だし…」と少しは気も緩むかと心配しましたが、そんな杞憂は全く不要でした。みな真剣な眼差しで課題文や解答用紙と格闘し、全力で小論文を完成させていました。

もう11月も半ば。いよいよ受験シーズン突入!と感じさせる秋の1日です。

2020.11.9 寒いけど…

このところ、急に寒い日が増えてきました。朝夕の寒暖差が大きく、登校時や下校時に肩をすくめて歩く生徒の姿もよく見かけるようになりました。

とはいえ、効果的な新型コロナウイルス感染症対策として、やはり換気は欠かせません!

厚生労働省の機関で提言の策定に協力している大学教授も、
「やっぱり『寒くても換気は必要』。多くの人がいて、換気の悪い空間は、新型コロナウイルスの感染リスクが高まります。クラスターが発生した場所の調査でも、換気の悪さが原因の1つとされています。換気によって空気中のウイルスを外に出すというのが基本的な対策です。」
と語っておられます。
ず~っと全開!はさすがに大変ですが、定期的に短時間ずつであれば、家庭の自室・学習スペースや、校内・教室でも何とか我慢できそうです。第3波などといった心配なワードが飛び交う今だからこそ、寒いけど…開けましょう

2020.11.8 あきらめないで!

本日、校内では高等学校・中学校の入試説明会を開催しました。さっそく第1回の出願が始まっている中学校はもちろんのこと、高等学校の部にも240名を超える中3生と保護者様にご参加いただきました。コロナ禍の対策として用意していた分会場にも収まり切れない数の皆様にお集まりいただき、感激と同時に、ご不便をおかけしたことを申し訳なく感じた次第です。

さて、会の最後に個別相談にも応じさせていただいたのですが、数件私が対応した中で、2組のご家庭から似たような相談を受けました。
「正直、中学校時代の学習への取り組みや学校の成績には悔いが残っている。しかし、高校選択を意識してから、大学に進んでやりたいことが何となく見えてきた。そのような状況でも長崎日大に合格できますか?そして(日本)大学に行けますか?」といった内容でした。

もちろん、高校入試の合否は総合判断ですから、中学校の成績が無関係ではありません。よって楽観的なことは言えませんが、まずは入試に向けて対策を充分に練り、今からでも結果が変わる部分(入試得点)に全力を傾けてほしいことを伝えました。その上で、高校でリスタートして一斉に学び始める単元・内容が多々あり、高校からでも存分に再チャレンジが可能であること、付属校の利点を活かして同じようなスタートラインから日本大学に進学を決めた先輩たちがたくさんいることをお話ししました。全く同じように、笑顔で「説明会に参加して、実際に話を聞いて良かったです。頑張りますっ!」と言い残して会場を後にした2人の生徒さんの姿が印象的でした。

既に在籍している高2以下の日大生の皆さん。何となく”あきらめてしまっている”ことはないですか?学業にしろ、部活動にしろ…何でもです。当然、どこかでタイムリミットは訪れますが、まだ皆さんには時間があります。叶わない・難しいと最終判断するほど、とことん本気でやってみましたか?

立ち去る少年たちの後ろ姿に「頑張れよ~!まだまだこれからだぞ!」と送ったエール。その言葉をかけてあげたい日大生もたくさんいるように感じます。今年度も5ヶ月弱、自分で限界を決めず、壁を作らずにポジティブな長崎日大LIFEを過ごしてほしいものです☆彡

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