2020.11.01~11.07

2020.11.7 サポートチーム

集まりやすい土曜日の午後を活用して、高1の学級が保護者懇談会を実施していました。
開始から遅れること5分。所用を済ませて会場に向かうと、大勢の保護者様にお集まりいただき、担任からの現況報告が始められていました。「集まりやすい」と前述しましたが、それにしても相当な参加率。有り難い限りです♪

担任による説明の中で、「私たちは仲間ですから…」という言葉が使われていたことが印象的でした。全て我々で面倒を見ますよ、というほど学校は万能な組織ではありません。家庭で保護者様に見せる表情や一面が、決してその生徒の全てでもありません。多感な思春期を迎えた子どもたちですから、本人たちなりに学校と家庭でバランスを取りながら、心身のコンディションを維持しようとしているはずです。だからこそ、我々教職員と保護者の皆様が、互いに補完し合って生徒の成長を支えていく姿勢が大切です。その点、非常に協力的に、しかし必要な指摘はしていただける保護者様方の存在は貴重ですし、その皆様を「仲間」と形容できる教師との関係性がステキだなぁ…と感じました。

お子様の成長と夢を支援する”サポートチーム”として、牽引したり並走したり、背中を押したりしながら、生徒一人ひとりを共に育てて参りましょう!

2020.11.6 大事な学びなので…

中3の言語技術では、「絵の分析」という単元に取り組んでいます。
この絵が「どこで・だれが・何をしている」絵であるかを、論理的な根拠を明確にしながら一つひとつ分析し、600字程度でParagraph Writing(パラグラフ・ライティング)するという学習内容です。グループワークを通して、自分が気づかなかった視点を発見し、意見が分かれた考え方は根拠の有無・強弱をもとに交通整理する。そうやって、文字化すべき情報を理由を明確にしながら集めていくという協働的な学びです。

学習の性質上、学び合うことが欠かせない単元ですので、指導の際にも注意を払っています。授業前の体調や手洗いの確認から始まり、正対する向きでの対話はリスクがあるということで、シールドをグループ毎に設置した上でワークに臨んでもらっています。

やりにくく感じる部分もあるでしょうが、中3の各クラスでは、必要な物だとちゃんと理解し配慮と工夫の中で活発な意見を出してくれています。「不自由な分、何割増しかで自分たちが頑張れば良いんですよね?!」そんな気持ちで取り組んでくれる生徒たちのおかげで、授業が進展しています。ありがとう!

2020.11.5 君よ、熱く夢を語れ!

「先生っ、面接の練習をお願いできますか?」
11月に入り、生徒からこんな声をかけられることが増えてきました。学校推薦型・総合型選抜の試験が少しずつ近づいており、その対策としてたくさんの生徒が面接対策を行っています。

ちょうど今の高校3年生は、中3でB担任を務めていた学年にあたります。自覚を持って高校に進級してもらうため、目的意識・なりたい自分を明確にするよう言い続けてきた生徒たちです。

そんな彼ら・彼女らが、目の前で自分の夢を懸命に語ってくれる。「あ~、変わらず夢を追いかけてるんだなぁ…」「お~っ!更に大きな目標に進化してるぞ!」と、一人ひとりに相対しているだけでとっても嬉しく幸せな気持ちになります。成長した姿に感動しながらも、「いかんいかん、練習相手やった」と気を取り直し、時折嫌がりそうな質問を投げかけたりしながら場慣れしてもらっています。

もちろん現実は時に厳しい。妥協点や折衷案が求められる夢だってあるかもしれない。でも、今懸命に準備している生徒たちにとっては、何としてでも掴みたい目標であり、それを追求することが自身の原動力となっているはずです。だからこそ、叶うと信じてそのための努力を続けてほしいと願って止みません。君よ、熱く夢を語れ!

2020.11.4 比較!共通!相違!

週末に行われた進研総合学力テスト。生徒とともに対策を練ってきただけに、やはり気になります。
プレッシャーをかけない程度に、何人かに声をかけて見ると…「ヤバい」「エグい」と、今時の若者言葉で嘆きが聞こえてきました。

発送処理など一段落したところで、問題を見せてもらう機会がありました。古文を難しく感じた理由はどうやら「複数教材の融合」という大学入試の新傾向に準じた出題パターンにあったようです。

今回の試験では、『宇治拾遺物語』と『今昔物語集』で同じ場面を扱った素材文が一つの大問の中で出題されており、比較対象する中で共通点・相違点を見出すことを求めています。短いとはいえ、まだまだ読み慣れない古文。それを2つ同時に処理するという頭の働かせ方に、苦戦を余儀なくされたという生徒の姿が思い浮かびました。しかも、戦略上古典を先にさばいてから、現代文2題が待ち受けていますから、思わぬタイムロスはきっと評論・小説にも響いたはずです…

高1にとっては良い経験となった今回の進研。我々指導する側も、今後の指導方針に活かしていこうと思います。

2020.11.3 思い出しましょう!引き締めましょう!

全国の、新型コロナ感染症新規感染者数のグラフを掲載してみました。
以前から冬場のピーク再来については、様々に懸念が示されていましたが、具体的に数値を見ても楽観視できないのは明らかなようです。

長崎県内は、幸い”激増”といった傾向は見られず、それぞれの用心や自重の効果が出ていると思われる数字が続いています。ただ、その分日常の何気ない場面での注意力が低下している不安は軽視できません。本校の至誠推進部主任の肥田先生も、そこを警戒して「マスク着用」「過度な密の回避」「他者を不安にさせない言動」といったことを、頻りに放送等で生徒に呼び掛けてくださっています。

あらためて確認しておきますが、コロナの影響を受けることは悪ではありません。目には見えませんし、感染したくてする人は誰もいません。ただ、効果的な対応策が未だに確立されない状況下では、集団機能を一時停止して影響の範囲を特定することが余儀なくされます。入試・部活動・学校生活…多方面への甚大な影響は避けられません。だからこそ、上手に恐れて適切に向き合っていくことは必須なのです。

失われた幾つかの青春、奪われてしまった皆さんの大切な日々…思い出しましょう!そしてあらためて引き締めていきましょう!長崎日大のかけがえのない平凡な毎日を守るために。

2020.11.2 束の間の…

今週は、2日の月曜の後、「文化の日」で3日が休日となります。
高校3年生にとっては
10/31(土)・11/1(日)進研マーク
11/7(土)・8(日)防衛大学校入試
11/14(土)・15(日)各国立大プレ模試
と、週末ごとに重要な学習場面が続く中で訪れる”束の間の休息”となります。

11月に入り、入試関係も慌ただしくなってきました。少しずつ重圧も感じはじめ、「模試があまり上手くいかなかった」「課題がやけに難しく感じた…」などちょっとしたことで不安に苛まれる生徒も出始めることでしょう。そんな時ほど、一旦立ち止まってリラックス!というのも必要な特効薬だと思います♪もちろん、終日ダラダラはいけません。ただ、ちょっと息抜きをして気持ちを切り替えることは、再開後の効率を高める上でも大切です。

高3のみんな、毎日本当にお疲れ様!3日の休日が、少しでも皆さんに元気と休養を与えてくれることを祈っています。

2020.11.1 生徒は目で語る

今年度入学の高1生から、土曜日は①・②校時各70分の授業形態となっています。隔週授業ということで、年間の授業進度・指導内容等を考慮した上でこの形を取ることにしたものです。

70分あるだけに内容も充実します。一方的な講義にはしたくありませんし、定着度合いの確認もしたいですから、当然生徒への発問も増えます。回数が増えると生徒たちの反応傾向もよりハッキリと見えてきます。「自分にあてないで…」「分かっていますよ。一応準備OKです。」「自分にあてんですか!先生。」目の動きや目の輝き?で、色々な感情が伝わってきます。もちろん、敢えての指名もありますので常に生徒の意向に沿うわけではないのですが、やはり参考にはなります。

現在は、コロナ対策ということでマスクの着用がお互いに義務付けられています。顔が完全には見えない分、私たちは想いをきちんと言葉にして伝えることがこれまで以上に大切になります。また、唯一見える”目”だけで何かを懸命に語りかけてくる生徒の心情を、勉強のことだけでなく日常の様々な場面で汲み取る必要があります。

明日から11月の学校生活が始まります。2学期も残り2ヶ月。生徒一人ひとりとの関わりを大事にしていこうと思います♪

PAGE TOP