先週土曜日までの中間考査を終え、お休みを挟んでの火曜日、久しぶりの「遠足」であった。
コロナ禍や行事予定の都合で、中1から高3まで全学年での遠足実施は久しぶりのこととなる。
お天気も良すぎるくらい良く、各地で楽しげに過ごす生徒さんの画像を見て、嬉しくなる吾輩であった。
ちなみに日本語には「ハレ」と「ケ」という表現がある。
「ハレ」はお正月やお節句、お盆などの年中行事、神社の祭礼、七五三や成人式、冠婚葬祭などの非日常的な日のことを言い、それ以外の日常生活は「ケ」となる。
「晴れ着」とか、「晴れの舞台」とかは、そこからきているのだろう。
一説には、日本を代表する民俗学者、柳田国男さんが日本人の伝統的な世界観を表現するために定義したとのことである。
いきなり何を言うのかと思われたかも?だが、学校生活にも「ハレ」と「ケ」がある。
体育大会や文化祭、今回触れた遠足などの学校行事、部活動の大会やコンテストなどの対外的なものも含めて、「ハレ」と言えよう。そして、普段の授業日が「ケ」である。
ここのところの体育大会や遠足での生徒さんの笑顔と躍動を見ていて思うことには、
長崎日大における普段の生活は楽なものばかりではない。学業にしても部活動にしても、生徒さん各々が成長するための厳しさがそこにある。
普段の厳しさがあるから、なおさら、「ハレの笑顔」が輝いて見えるのである。
本日はここまで。